今日からが本来の私の
18:05成田国際空港発→00:40チャンギ国際空港着 NH801便
06:35チャンギ国際空港発→14:30成田国際空港着 NH802便
0泊2日、滞在時間
プレミアム・ポイントを稼ぐことが目的なので、本来はビジネスやファーストなど積算率の高い席を選びたいところですが、庶民代表を任じる私には、予算との兼ね合いでプレミアム・エコノミーがギリギリの選択です。泣
スターアライアンスが利用する第1ターミナル中央5階にはIASSエグゼクティブ・ラウンジ1があります。ソフトドリンクと簡単なおつまみは無料ですが、アルコール(缶ビール又は缶ウイスキー)は1杯だけ無料で飲めるようです。
IASS公式ホームページより
おそらく普段は落ち着いたラウンジなのだろうと思いますが、今日に限って言えば日本で休日を過ごしてお帰りになるのであろうと思しき外国人の方であふれかえってガヤガヤしていて、とても落ち着いた雰囲気とは言えない状況です。
またトイレも一旦、ラウンジから出なければいけないのが、ちと不便です。
私はとりあえず炭酸飲料をいただき、早々に退出しました。
既に「チェックイン完了のお知らせ」メールが届いていて、メールの中身は「Bording Pass(バーコード)」ですので、ANAカウンターには立ち寄る必要なく、そのまま保安検査所に向かいます。
夕方の混雑前に通過するせいか、それほど混んでいません。いつもこの程度ならいいのに。
搭乗券代わりのバーコード(左)、保安検査所に向かう人々(右)
普段なら混んでいるこの保安検査が、SFC会員なら専用の保安検査を利用出来ることにメリットを感じています。
上の写真の「出発口↑↑↑」のすぐ右隣にスターアライアンス・ゴールド会員専用の保安検査所があります(写真下)。
先ほど同様、夕方の出発ラッシュ前のため、それほど並んでいる人はいらっしゃいません。
あれ?最近まであったはずの出入国のハンコは無くなっています。
パスポートのスキャンなどが終わったところで、希望者は出国証明としてハンコ押してもらえます
とりあえず暇潰しに売店エリアをぐるっと周り、出発ゲートのあるターミナルへ移動すると、シンガポール行きは「機材到着遅れ」で、出発も30分遅れる予定とのこと。
ぐるっと四方をゲートに囲まれた真ん中にエスカレーターがあり、上のフロアにANAのラウンジがありました。
誰も何も言わないから、問題なかったんだと思います。
なるほど、これなら搭乗時間を待つ間、ゆっくり出来るというものです。
写真を撮ってくればよかったのですが、自意識過剰で「ラウンジなんか来たことがないジジいが記念に写真を撮ってる」くらいに思われている気がして、なかなか全体風景を撮る勇気がありません。
撮ったのは「お、こっちの方を向いている人がいない」というタイミングで、食べ物が置いてある場所だけです。ナンノコッチャ。
ごちそうさまでした。
私が予約したプレミアム・エコノミーは優先搭乗などありませんので、搭乗待ちでも、少し離れたベンチにいつものように座り、皆さんの搭乗がひと段落するのを待ちます。
スリッパには靴べらが付いていました。今回はスニーカー(でも革製)ですから、あまり必要ありませんが、革靴なら絶対便利です。
その後、CAさんがマスクやイヤプラグ、アイマスクなどを「ご入用でしたら」と持って来てくださいましたが、いつもお泊まりセットを持っている私にはあまり必要なさそうなので、いただきませんでした。
「機材遅れのため」出発が遅れているとのアナウンス。結局、1時間近く遅れて出発しました。
一つの皿は巻き寿司に枝豆。一つはささみとごぼうのゴマソース和え?。メインディッシュはライスが敷いてある唐揚げやフライドポテトほか蒸し野菜などが一緒に盛られたものです。
前にも書きましたが、機内食はあまり好きではありません。
食後のハーゲンダッツのアイスも美味しくいただきました。
機内食クラブさんの写真を使わせていただきました。→ここをクリック
2時間くらい寝ていましたが、目が覚まてしまったその後は、読書(堅めの本を持って来たけど全然頭に入ってこない)と、iPadに映画(「湯を沸かすほどの熱い愛」)をダウンロードして来ていたので、自前のヘッドホンでそれを見ます(買ったやつです)。映画館ですでに観た映画でしたが、映画館ではボロ泣きでした。助演の杉咲花さんの演技が光ります。
「機材到着遅れ」は結局全部を取り戻せず到着した時は、午前1時を少し過ぎていました。
飛行機を出て長〜い通路を歩きます。
チャンギ空港は、羽田や成田空港と違って出発の経路と到着の経路が分かれておらず、通路の途中にたくさんの搭乗口がありました。多くの人がその近辺で仮眠をとっています。
順路に従って通路を抜け、エスカレーターを降りるとイミグレーションがあります。この時間はANA以外の到着は少なかったようで、ガラガラでした。
入国カードには滞在先など書かれておらず、出発も今日になっているんですよ?
聞いてよ。
聞かれても理由は答えられないけど。
もしかしたら、日本からはこうした変な旅行者が結構多くて「ああ、また修行僧か」と、審査官も慣れているのかも。笑
すでに午前1時半。
MRT方面に向かって歩き出しますが、「MRT(下矢印)」と書いてある表示のエスカレーターが動いていません。
「まさか運行していない?」
「いやいや、シンガポールほどの24時間空港で公共交通機関がないはずはないでしょう」との思いが交錯しながら、長いエスカレーターを2階分ほど下って駅に着くと、正解は前者。
「日曜日は午前5時55分再開」だって。
その遠いこと。
出発フロアはガラーンとしています。どこの航空会社のカウンターも留守番役を除いてどなたもいらっしゃいません。開いているのはオープン・カフェやマックだけ。ジジい一人だとちょっと入りづらい。上のレストラン・フロアにも行ってみましたが全て閉まっています。動いているのは無人掃除機くらい。
ちなみにこの「SATS プレミア・ラウンジ」は、ダイナースでも利用できるカード・ラウンジです。
「?」
どうやらバーコードはスマホに取り込まれたものではなく、その都度、ネットから読み込んでいるようです。
それが機能していない?
「3時半になったらスタッフが来るから待ってろ」と。
もう3時半まであと30分もないじゃない。それなら、おとなしく待っていることにします。
それが判ると急に余裕が出て来て「仕方ないからジュースでも飲んで待っているか」と開いていたジュース屋さんで初めてのシンガポール・ドルでのお買い物。
お店のそばにあったベンチでひと口。
「おお、美味しいじゃない」なんて思っていた時にヒラメきます。
「そうだ。空港には無料のwi-fiが飛んでいるはず」
スマホを見ると・・・あるじゃないですか!
いや、3時間も要りません。この瞬間繋がればいいんです。
スマホの電話番号を入力するなど手続きを進めると、ちゃんとショート・メールにパスワードが届きました!日本を経由して届いたのかな?
wi-fiが繋がり、ちゃんとバーコードも表示されます!

イミグレは2箇所あるけどANAのカウンターに近い方(進行方向左側、ANA利用者なら普通こちらですよね)を利用すると、すぐそばにカタカナで「ラウンジ(右方向)」と書かれた標示がありました(写真はその標示の下から右方向を見たところ)。
ANAが指定したのはSATSプレミア・ラウンジ。
ダイナースなら他にも利用出来るラウンジがありますけど、とりあえず指定ラウンジに行きます。
到着した時に、各ゲートが開くのを待っている人たちがいっぱいいましたので、ラウンジを使える人は当然、集まりますよね。私もですけど。
免税店の多くもスタッフが動き出し開店準備を始めています。
空港が動き出した感じです。
驚くことに、保安検査がそれぞれの搭乗ゲートで行われています。これだと検査待ちがほとんど発生しませんからお客さんにとっては便利がいいですが、それだけ保安スタッフが必要なはずです。
さらにゲートに入る前に日本語で「この先トイレはございません」との看板まで用意されています。
なるほど、確かにゲートを抜けると飛行機が離陸してシートベルト着用サインが消えるまでトイレに行けませんからね。いろんな国の飛行機がゲートを使うだろうに、その都度こうした看板を用意するんでしょう。
すごいぞ、チャンギ空港!
プレミアム・エコノミーの19K。来るときと違って最前列ではありませんから、その時ほどシート・ピッチは広くないけど、それでも座り慣れたエコノミー席に比べたらかなり余裕です。
おそらくすぐに爆睡したものと思われます。気がついたら間もなく成田空港着陸というところでした。
よく寝た。笑
入国審査でパスポートを再度スキャン、顔の自動認識もすぐに終わり、税関ブースを抜けて出口へ。
なんだか長かったような、あっという間だったような不思議な体験でした。
お疲れ様です。
・・・届いていました。