その22 やってみて分かった SFC修行を行った後に持つべきクレジット・カード・カード

私のポイント活動の目的
これまで何度も書いてきて、前回「その21 やってみて分かった ポイント活動〜8ヶ月の成果見せます」で具体的な目標を書きましたが、私がポイント活動を行なっているのは、来年から3年間、マイルを使ってわが子と海外旅行に行くための特典航空券に必要な54万マイルを手に入れるためです。

そのうち23万マイルをポイント活動で稼ぐつもりですが(÷0.81=28.5万ポイント)、2019年3月時点で、「ポイント判定中」を含め3分の2を超える21万ポイントに達していましたから、進捗状況から鑑みて、2年後までには必要ポイント数は達成出来ると見込みました。


ホテル系クレジット・カードに移行
そこでポイント活動はマイルが貯まるまで続けつつ、クレジット・カードの支払いで貯まるポイントの目標を「宿泊」に移すことにしました。
それがこのカード、
spgアメリカン・エキスプレス・カードです。

Spg(スターウッド・プリファード・ゲスト)とは、もともとスターウッド・ホテル&リゾートの会員サービスの名称です。
スターウッド・ホテル系列は2016年にマリオット・インターナショナルに買収され、さらには2018年にリッツ・カールトンとも統合して、2019年2月に会員サービスの名称を「マリオット・ボンヴォイ」に改め、サービス内容も統一されました。



ホテル・ポイント or マイル?
このカード、実はとんでもなくお得なカードです。
マリオット系ホテルに宿泊する時に様々な特典やポイントが付与されるのはもちろんですが、日々のカードでの支払いでマリオット・ボンヴォイ・ポイントが貯まっていきます。

「マリオット系ホテルなんて使わないから必要ない」と思われるかもしれません。
ホテルを利用しなくても、マリオット・ボンヴォイを通すことで40を超える航空会社の
マイルに交換できるのです。最低でもゴールド・カード並み、条件次第でそれを上回るお得さを発揮します。


spgアメリカン・エキスプレス・カードのポイントの仕組み
ほとんどのクレジット・カードは利用金額に応じてポイントが付与され、ポイント・リワードの商品に交換したり、マイルにすることが出来ます。
しかしspgアメリカン・エキスプレス・カードは独自のリワード商品などはありません。
そのポイントは全てマリオット・ボンヴォイのポイントになります。

100円の利用ごとに3マリオット・ボンヴォイ・ポイントが付与されます。正確には利用金額×0.03で小数点以下は切り捨てとなります。

1ヶ月のカード利用で貯まったポイントは原則毎月13日(当日が土日祭日なら翌営業日)にspgアメリカン・エキスプレス側から引き去られ、17日にマリオット・ボンヴォイ側に引き継がれます(ポイントの締め日と支払いの締め日とは異なります)。
1ヶ月を超えてspgアメリカン・エキスプレス・カードで累積していくポイントはありません。


spgアメリカン・エキスプレスの特典
先ほどご説明したカードを利用した時のポイント以外に、このカードには3つの特典があります。


特典その1)ホテル関連の支払いはポイント2倍
通常のカード利用で得られるポイントとは別にボーナス・ポイントというものがあります。

マリオット系のホテルへの支払い(飲食など宿泊以外も含まれます)は、通常のカード利用ポイントとは別に、先ほどと同じ計算方法で別途ボーナス・ポイントが付与されます。
つまり
ホテルなどへの支払いは100円につき3ポイントの2倍(カード利用ポイントとボーナス・ポイント)が付与されるということです。


特典その2)カード継続特典がすごい
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドは2年目以降、継続して年会費を支払うと、2,000マイルがボーナスとしてマイル口座に貯まります。

spgアメリカン・エキスプレスはそんなものではありません。
カード継続の年会費支払いの度に「交換レート1泊50,000ポイント」までの1泊1室2名までの
無料宿泊特典(スタンダード・ルーム)が付与されます。

50,000ポイントはレギュラー・シーズンでは「カテゴリー6」クラスのホテルに当たります。これが東京でどれくらいのクラスに該当するか、試しに2019年10月12日(土)の1泊で検索してみました。

1泊の宿泊料は4万円台から6万円台です。これだけでspgアメリカン・エキスプレスの年会費を上回る料金です。これだけで年会費の元を取ることが出来るというものです。
この特典だけでspgアメリカン・エキスプレスに入会する価値があるのではないでしょうか。

残念なのは与えられたポイントを分割して利用することや、逆に手持ちのポイントを積み増ししてリッツ・カールトンのようにそれ以上のカテゴリーのホテルに利用することが出来ません。
またマリオット・ボンヴォイ・ポイントに替えることも出来ません。ポイントというより1泊無料の電子クーポンということです。


特典その3)ゴールドエリート
さらにspgアメリカン・エキスプレスを持つことの真の価値は、カードを保有するだけで、マリオット・ボンヴォイの会員種別で「ゴールドエリート会員」のステータスが与えられるところにあります。

本来、ゴールドエリートは宿泊日数が年間25泊に達しないと与えられないステータスで、しかも有効期限は1年限りです。ゴールドエリートで居続けるには毎年25泊し続ける必要があります(通算400泊を超え、かつゴールドエリート資格保持7年で生涯ゴールドエリートになります)。

spgアメリカン・エキスプレス・カードは、入会するだけでそのステータスが与えられる上に、カードを所有している限り、「ゴールドエリート」のステータスが維持されるのです。


ホテルのポイントなんて出張族でもない限り、なかなか1年に何度もホテルに泊まることはないので貯まらないと思います。
しかしspgアメリカン・エキスプレスがあれば、普段のカード利用でマリオット・ボンヴォイ・ポイントが貯まり、しかもゴールドエリートの特典も受けられる。
これこそがspgアメリカン・エキスプレスの真骨頂です。


特典その4)おまけ
ついでに一つランク上のプラチナエリートになるためには年間50泊(特典宿泊を含む)が必要ですが(資格は1年限り)、ランクアップを目指すために入会時と年会費を継続支払いするたびに5泊分の宿泊実績がもらえます。
無料宿泊を含めても45泊なんて無理ですけどね。



マリオット・ボンヴォイ、ゴールドエリートの特典
spgアメリカン・エキスプレス・カードは
・普段のカード利用でマリオット・ボンヴォイ・ポイントが貯まる
・マリオット系ホテル利用で同額のボーナス・ポイント
・2年目以降年会費継続支払いで、1泊2名50,000ポイントまでの無料宿泊
・マリオット・ボンヴォイのゴールドエリート会員
・新規入会、年会費継続ごとに次のステージへのステップ・アップのために宿泊実績として5泊追加
が与えられるということでした。

spgアメリカン・エキスプレスは、マリオット・ボンヴォイがあってこそのカードです。会員サービスとして一体化しています。
だからspgアメリカン・エキスプレスで与えられる「ゴールドエリート」というステータスも、「1泊宿泊無料の特典」も全てマリオット・ボンヴォイ側で提供されるものです。

マリオット系ホテルに宿泊して得ることが出来るゴールド・エリートの特典を紹介します。


特典その5)滞在ごとに25%のボーナス・ポイント
一般会員だとマリオット系ホテル(レストランなどを含む)を利用すると、料金1ドル当たり10ポイントのマリオット・ボンヴォイ・ポイントが付与されます。
ゴールドエリートであれば、さらに
25%のポイントが加算され、料金1ドル当たり12.5マリオット・ボンヴォイ・ポイントが付与されます。

私は2019年4月にspgアメリカン・エキスプレス・カードに入会してマリオット・ボンヴォイのゴールドエリートになって以来、9月に初めてマリオット系ホテル(シェラトン)を利用します。
先ほどご紹介したようにspgアメリカン・エキスプレス・カードで前払い宿泊料金はホテル宿泊ボーナス・ポイントを含め、すでに加算されています。実際のポイントは8月に加算されており、以下の通りでした。

マリオット・ボンヴォイ側のホテル利用ポイントは、実際に宿泊しないと加算されませんが、web上の予約明細から、以下の計算が出来ます。

その際、spgアメリカン・エキスプレスでのポイントは、カードの請求金額全てがポイントの対象でしたが、このボーナス・ポイントは、税金などは対象になりません。


特典その6)ウェルカム・ギフト・ポイント
ゴールドエリートなら、ホテル到着時に250又は500マリオット・ボンヴォイ・ポイントが付与されます。一般会員にはこの特典はありません。
このギフト・ポイントは1泊当たりではなく
1滞在ごとに与えられるもので、ホテルのブランドによってどちらかのポイントになります。

ゴールドエリート会員のためのポイントのエリートウェルカムギフト
参加ブランド エリートウェルカムギフト
ザ・リッツ・カールトン、セントレジス、エディション・ホテル、ラグジュアリーコレクション、Wホテル、JWマリオット、マリオット・ホテル、シェラトン、マリオット・バケーション・クラブ、マリオット・グランド・レジデンス・クラブ、デルタ・ホテル、ルメリディアン、ウェスティン、オートグラフ コレクション、Design Hotels、ルネッサンス・ホテル、トリビュートポートフォリオ、ゲイロード・ホテル 1滞在あたり500ポイント
コートヤード、フォーポイント、スプリングヒル・スイート、プロテア・ホテル、フェアフィールド、ACホテル・バイ・マリオット、アロフト、モクシー・ホテル、レジデンス・イン、タウンプレース・スイート、エレメント 1滞在あたり250ポイント



ポイント以外の特典
マリオット・ボンヴォイ・ポイント以外にもお得な特典は沢山あります。
以下がその概要です。


より望ましい部屋へのアップグレード
色々な方がブログで、ゴールドエリートの特典として「客室のアップグレード」を報告していらっしゃいます。
私は2019年4月にspgアメリカン・エキスプレス・カードに入会して以来、まだマリオット系ホテルを利用していないので、この部分は分かりません。9月にゴールドエリートになって初めてマリオット系ホテル(シェラトン)を利用しますので、改めてご報告します。



<追記>
出発直前にジュニア・スイートではありませんが、アップグレードされたようです。
私の予約した部屋は2ベッドと花火の見える部屋でしたが、さらに
リゾートビューバルコニーのある部屋に変わっています。




モバイルチェックイン
以下ご紹介するサービスはゴールドエリートだけでなく普通の会員でも同様です。
モバイルチェックインは、通常の午後3時を待つまでもなく
部屋の準備が整い次第、チェックイン出来るサービスです。
ニュージーランドでマリオット系ホテルを予約した時に、午前10時には「チェックイン出来る」というメールが届いていました。
やはり
便利です。


ベストレート保証
マリオット系ホテルへの公式予約(マリオット・ボンヴォイやカスタマーエンゲージメントサービスセンター、ホテルへの直接連絡など)を通じて予約した部屋が、同一日程で同じホテルの同じ客室タイプに対してより低い料金 (「比較対象料金」) を見つけた場合は、低い方の値段にした上で、さらに25%割引か5,000マリオット・ボンヴォイ・ポイントが選択でもらえます。

私もトラベルコなどで探してみましたが、「おっこちらの方が安い」と思っても客室タイプが違っていて、残念ながら?予約した時より安い値段を見つけることは出来ませんでした。
それだけマリオット・ボンヴォイから予約する方が安いということだと思います。

もし安い部屋が見つかったら、ベストレート保証リクエストフォームを送ることで申請します。



ポイントの使用
spgアメリカン・エキスプレスは、旅をお得に出来るクレジット・カードです。
繰り返しますがカードでの買い物などを通じてマリオット・ボンヴォイ・ポイントを貯めることの主な魅力は
・マリオット系ホテルへの無料宿泊(ポイント利用)
・40余りの航空会社のマイルへの移行
の2点にあります。


マリオット・ボンヴォイ・ポイントを無料宿泊に充てる。
日常の生活費の支払いを、spgアメリカン・エキスプレス・カードで行ないマリオット・ボンヴォイ・ポイントを貯める。貯まったポイントをマリオット系ホテルの無料宿泊に充てる、これが王道の使い方だと思います。

ポイントはどれくらい貯まるのでしょうか?
プライベートを晒しますが、2019年4月初に入会してから光熱水費と日々の生活費合わせて10万円前後は、基本的にこのカードで支払いをしています。


概ね3,000マリオット・ボンヴォイ・ポイント強になりますから、それだけで1年で概ね3万5〜6,000ポイント貯るはずです。SFC修行をした時に宿泊したホテル、さらにはカテゴリー5までなら1泊無料宿泊出来ます。


仮に年間200万円くらいカードで支払いをすることが出来れば6万ポイントになり、カテゴリー7まで宿泊出来ます。
このポイントを全部使わなくても、入会2年目以降は1泊分5万ポイントまでの無料宿泊特典(1泊2名まで)がありますので、この無料宿泊特典と貯めたポイントのうち5万ポイントを使ってカテゴリー6のホテルに2泊することも出来ます。
カテゴリー4(2万5,000ポイント)のホテルに3泊ということも出来ます(無料宿泊特典がもったいないけど)。


プライベートを晒してご紹介した、私としてはかなり奮発して2019年9月に予約したマリオット系ホテルに支払った料金は、191,437円です。

これで実際に何ポイントになるのでしょうか。
spgアメリカン・エキスプレスでは通常の買い物としてのポイントが191,437円×0.03=5,743ポイント(小数点切り捨て)。
ホテルボーナススターポイントが5,743ポイント。
未加算ですが、マリオット・ボンヴォイの宿泊ポイントが、1万7,050ポイント。
ウェルカム・ギフトが500ポイント。
さらに現在2泊以上の滞在は1,500ポイント加算されるキャンペーンが行われています。
spgアメリカン・エキスプレスと合わせ、合計3万0,536マリオット・ボンヴォイ・ポイントになるはずです。

191,437円は、買い物ポイントだと5,743ポイントだけですので、このカードを利用してマリオット系ホテルに宿泊すると、とてもお得だということがよく分かります。



マイルへの移行に使う
マリオット・ボンヴォイの利点は無料宿泊以外に、貯まったポイントを40を超える航空会社のマイルに移行することが出来ることです。

ほとんどの航空会社は3マリオット・ボンヴォイ・ポイントに対し1マイルになります。つまり100円で1マイル相当なので普通のゴールド・カードのマイル移行レートと変わりません
しかもアライアンスを乗り越えてマイルに交換できるのは便利です。



ここでお得なのが6万マリオット・ボンヴォイ・ポイント(2万マイル相当)を移行すると、5,000マイルがボーナス・マイルとしてもらえるのです。2万5,000マイルになるのです!
6万ポイント=200万円の買い物ポイントで2万5,000マイルになるわけですから、マイルへの
交換比率1.25%と、普通のゴールド・カードより高い交換比率になります。


マリオット系ホテルに宿泊予定がなくても、マリオット・ボンヴォイをマイル交換比率を高めるフィルターとして利用することが出来るのです。



紹介から入会するとさらにお得
spgアメリカン・エキスプレスは、かなりお得なカードだと思います。
私は2019年4月に入会し、メイン・カードとして利用しています。

入会をお決めになられたら、私からの紹介とさせていただければ、最初の3ヶ月で10万円利用することで3万マリオット・ボンヴォイ・ポイントいただけるキャンペーンが6,000ポイントアップして3万6,000ポイントとなり、お得です。

ぜひ下の写真をクリックしてください。
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