その27 フロリダ、ディズニー・ワールドの旅 〜マジック・キングダム探訪記

2019年9月5日(木)、前日夜にオーランドに到着し、今日から5日間、フロリダのディズニー・ワールドの4つのパークを訪れます。
チケットそのものは1日の間に複数のパークを訪れることが出来る「パーク・ホッパー」というチケットを購入しましたが、最初の4日はファスト・パス・プラスの予約の関係で1日1パークを訪れる予定です。
初日は東京ディズニーランドとほぼ同じ「マジック・キングダム」に行きます。

私たちが宿泊しているホテルは、ディズニー直営ホテルではありませんが、それに準ずる位置付けなので、開演2時間前に入場出来る「エクストラ・マジック・アワー」が利用出来ます。
9月5日は午前9時入場開始とのことですから、エクストラ・マジック・アワーなら午前7時に入場出来ます。
ただ私はもちろん、わが子もそんなに熱心なディズニー・ファンではないため、1時間くらい前にパークに入ることが出来ればいいなということで、午前7時半頃、ホテルの部屋を出ました。

私たちが宿泊するドルフィンは、正面玄関横にマジック・キングダムとアニマル・キングダムという2つのパーク(とショッピング・モールとウォーター・パーク)を往来するシャトル・バスの停留所があります。
ちなみにエプコットとハリウッド・スタジオは水上バス乗り場が別にあります。

ドルフィンは、すぐ隣にあるスワンとセットで「スワン・アンド・ドルフィン」と呼ばれており、シャトル・バスも2つのホテルが兼用しています。最初にスワンに停まり、次にドルフィンです(帰りもこの順)。

バス待ちの人は数名程度。
なぜかアニマル・キングダム行きが数台続けてやって来ました。
面白いのがアニマル・キングダム行きのバスの行き先表示は「ANIMAL KINGDOM」と「HAKUNA MATATA(問題ない)」というサインが交互に出ます。なんで?



間違ったバスに乗る
今考えればその時になぜそう思ったのか分かりませんが、少し焦れて来た頃にやって来たバスの「〜 KINGDOM」を見て「やっと来た。さあ乗ろう」とわが子に声をかけ乗り込みました。
「お父さん違うよ!」と言っていましたが、もう”MAGIC KINGDOM”と思い込んでいるので構わず乗り込みました。
わが子は渋々ついて来ました。

「これ、アニマル・キングダム行きだよ」と指摘されましたが、走り出したら途中で止めてもらってもどうしようもありません。
アニマル・キングダムまで行ってマジック・キングダム行きに乗り換えるだけです。アニマル・キングダムまで10分ちょっと。その長いこと長いこと。

アニマル・キングダムに到着してすぐにマジック・キングダム行きの乗り場に移動します。
ディズニーの4つのパークなどが誰でも自由に利用出来るシャトル・バスやモノレールなどで結ばれていますので非常に便利です。
開演前から他のパークに行く人は当然ながら誰もいません。乗り場には私たちだけでした。

結局、マジック・キングダムに到着したのは午前8時半少し前。
まず驚いたのは保安検査についてでした。
ずいぶん厳しい印象です。
しかも「K-9」と書かれた警察犬?保安犬?も巡回していたし。

保安検査とパークへの入園方法は、以前「その24 フロリダ、ディズニー・ワールドの旅 ホテルの予約とマイ・ディズニー・エクスペリエンスの登録」で書きましたので省略。

パークに入園した時、地面はまだ少しだけ濡れており、ハリケーンが通ったことを感じさせてくれました。
それでも暴風で落ち葉などあったでしょうに朝一番の園内は全くゴミが落ちていません!その管理徹底ぶりは素晴らしい!

東京ディズニーランドの「ワールド・バザール」に当たる「メイン・ストリートUSA」にはアーケードがないので、いきなりシンデレラ城が見晴らせます。右にはあら、メリー・ポピンズが!

ディズニーなど縁がないこのジジいでも少しテンションが上がります。

「メイン・ストリートUSA」を抜けたシンデレラ城を正面にした場所で、フォトパス・カメラマンに写真を撮ってもらいました。ティンカー・ベルが写っていました。



アドベンチャーランドに
パークをどういう基準でまわるか、全く考えていません。
ファスト・パス・プラスの予約はありますが、とにかく時計回りに回ることとして、まずは「アドベンチャーランド」に。


アドベンチャーランドには次のアトラクションがあります。
・スイスファミリー・ツリーハウス
・アラジンのマジックカーペット
・ジャングルクルーズ
・ウォルト・ディズニーの魅惑のチキルーム
・カリブの海賊
・パイレーツ・アドベンチャー:トレジャー・オブ・ザ・セブン・シーズ

アトラクションの前に、ここで朝食を摂ろうと思いましたが、ここには朝、ちゃんと座って食べる場所がありませんでした。笑
下調べは大切です。

そこでせっかくなので、とりあえず「カリブの海賊」に乗りました。
まだ列に誰も並んでおらず待ち時間は実質ゼロ。


そのまま「アドベンチャーランド」を抜けて隣の「フロンティア・ランド」に。
ここでのアトラクションは4つ。
・スプラッシュ・マウンテン
・ビッグサンダー・マウンテン
・トムソーヤ島
・カントリーベア・ジャンボリー

スプラッシュ・マウンテンとビッグサンダー・マウンテンに乗りましたがそれぞれ5分待ち。というより通路を移動する時間がほとんどで乗り込む前に少し並んだくらいです。


さすがにお腹が空いた。
座って食べるのを諦め「ウエストワード・ホー」というスタンドでベーコンの串焼きとブレックファスト・クロワッサンに飲み物を注文。座って食べる場所がないので、トムソーヤ島を望むボード・ウォークに座ってひと休みがてら腹ごしらえ。
まだ日差しも強くなく、まったりした時間が流れます。




その感覚のままトムソーヤ島は飛ばして「カントリーベア・ジャンボリー」へ。

そしてその隣の「リバティスクエア」に移動し、これまた、まったりする「リバティスクエア・リバーボート」に乗ります。
この二つはガラガラで、待ち時間は開演待ちとボートの到着待ちだけ。笑
いずれもわが子はあまり乗り気ではない様子のところを付き合ってもらっています。わが子はどうやらジェットコースター的なアトラクションにガンガン乗りたいみたい。
まあ先は長い。

「リバティスクエア」にはリバーボートのほか、次の2つのアトラクションがあります。
・ホーンテッドマンション
・ホール・オブ・プレジデンツ

後者はアメリカの歴代大統領がステージに勢ぞろいする22分間のショーとのこと。
こちらはわが子が乗り気ではありません。カントリーベアーもリバーボートも私のリクエストだったので、さすがに3回続けて私のわがままを通すのもおとなげないので、素直に「ホーンテッドマンション」に。
こちらは10分待ちとのことですが、これも実質は扉が開くまでの時間だけ。
内容はどれも東京ディズニーランドと同じみたい(しばらく行ってないけど)。


次は「ファンタジーランド」に移動します。
ここでのアトラクションは次の通り。
・プリンス・チャーミングのカルーセル
・ミッキーのフィルハーマジック
・ピーターパン空の旅
・イッツ・ア・スモールワールド
・エンチャンテッド・テール・ウィズ・ベル
・アンダー・ザ・シー:リトル・マーメイドの冒険
・ミート&グリート:アリエル(アリエルズ・グロット)
・ピートのシリー・サイドショー
・ケーシージュニア・スプラッシュ&ソーク・ステーション
・バーンストーマー
・空飛ぶダンボ
・マッド・ティーパーティ
・フェアリーテール・ガーデン
・プーさんの冒険
・7人のこびとのマイントレイン
・プリンセス・フェアリーテール・ホール
下の地図のアトラクション以外の番号はレストラン、お土産屋さん。

アトラクションはたくさんありますが、私にとってディズニーランドと言えば「イッツ・ア・スモールワールド」です。
東京との違いは待機場所が完全な屋内ではないこと。

そして・・・これは私だけかもしれませんが、日本の人形の挨拶がペコペコしすぎ、早い気がすること。
昔、初めてアメリカに一人で旅行した時にロサンゼルスのディズニーランドに行ったことがあります。その時はまだ3Dの「キャプテンE・O」を日本で上映する前でそのことが自慢でした。笑
当時ロサンゼルスで見た「イッツ・ア・スモールワールド」で見た日本の人形はすごく早くペコペコしていたのが衝撃でした。
その時の印象に比べれば、今回のフロリダのお辞儀の早さは許容範囲ですが、それでも日本のそれより少し早い気がする(しばらーく行っていない。くどい)のですが、考えすぎでしょうか。


次も日本にある3Dの短編映画「ミッキーのフィルハーマジック」。
私は初めて見ました。ドナルド・ダックがオーケストラの指揮を執ろうとするも・・・、言葉のいらないコメディ。内容がよく出来ていて、立体感が素晴らしい。
これも待ち時間は次の開演が始まるまで。

「エンチャンテッド・テール・ウィズ・ベル」
待ち時間は次の開演まで。
どんなものだろう?とよく分かっていませんでしたが、日本語ガイド・マップには「美女と野獣のキャラクターが登場する参加型ストーリーアドベンチャー」と書かれていました。
この「アドベンチャー」という言葉で、それなりのアトラクションだろうと思い入ったのですが・・・お子さんが参加する寸劇でした。下調べは大切です。



次は同じファンタジーランドの中ですが、少し順番を飛ばします。
ファスト・パス・プラスで予約した「バーンストーマー」へ。
ファンタジーランドの中の、小型の遊園地的なエリアにある小さなジェット・コースター。
前に映っている子供の年齢くらいの親子で楽しむものでしょう。
私にはこれくらいで、ちょうどいいけど。




昼食はキャラクター・ダイニング
午後1時を過ぎて、この旅で唯一予約していたレストラン「クリスタル・パレス」に向かうために「メインストリートUSA」まで戻ります。

「クリスタル・パレス」の予約をした時に、すでに一番早く予約出来る時間が午後1時半でした。
「バーンストーマー」のファスト・パス・プラスは、それに合わせて予約をしたのですが、マジックキングダムの一番端から「メインストリートUSA」まで戻ることになってしまいました。
こんな位置関係だなんて・・・下調べは大切です。

この「クリスタル・パレス」はプーさんの現れるキャラクター・ダイニングです。
料理は定額食べ放題、いわゆるバイキング形式です。
料理の種類は・・・残念です。
二人でソフトドリンク代込みで110.76ドルとチップ。チップは18.72%と20.80%から選びます。キャラクターも人件費と考え、後者に マルをしておきました。カード払いです。

約1時間滞在しましたが、お昼のピークを過ぎているせいかお客さんは割と少なく、ピグレットとイーヨが何度も回ってきました。笑



再びファンタジーランドへ
このクリスタル・パレスをはさんでファスト・パス・プラスを予約していたのが「ピーターパン空の旅」。
おかげでまたファンタジーランドに戻ることになります。下調べはry)
内容はおそらく東京と同じ。
私たちはファスト・パスでしたが、通常の待ち時間は30分とのこと。結構人気です。


次も結構人気?「アンダー・ザ・シー:リトル・マーメイドの冒険」です。
待ち時間表示は20分でしたが、通路をゆっくり歩いていたらそれほど待つことはありませんでした。
貝の形をしたライドでリトル・マーメイドのいくつかの場面を音楽とともになぞって行きます。
ほのぼのします。


次は「プーさんの冒険」
これも東京にありますね。
昔、何時間か並んだ記憶がありますが、こちらは待ち時間10分。笑




トゥモローランドへ
いくつかのアトラクションを残して「トゥモローランド」へ移動しました。
「トゥモローランド」のアトラクションは以下の通りです。
・トゥモローランド・スピードウェイ
・スペース・マウンテン
・アストロ・オービター
・トゥモローランド・トランジット・オーソリティ・ビープルムーバー
・カルーセル・オブ・プログレス
・バズライトイヤーのスペースレンジャー・スピン
・モンスターズ・インク:ラフフロア
下の地図のアトラクション以外の番号はレストラン、お土産屋さん。


最初に入ったのが「モンスターズ・インク:ラフフロア」。
東京ディズニーランドにあるモンスターズ・インクのものとは違います。モンスターズ・インクのキャラクター、マイクを中心にしたコメディ・ショーです。
どれだけ笑いを集められるかを各キャラクターが出てきて競います。
それでなくても英語が分からないのに早口で理解不能。笑
待ち時間はデジタル表示だったため写っていませんが、10分待ちです。実際にはショーの開演待ち。


「バズライトイヤーのスペースレンジャー・スピン」
東京にあるのと同じもの。
待ち時間は10分程度でした。


次が「トゥモローランド・トランジット・オーソリティ・ビープルムーバー」。
リニアモーターカー?で、トゥモローランドを一周します。
待ち時間は到着待ちの時間で10分くらいですが、どうやら調子が悪いようで、私たちが乗った時も途中で止まってしまい、しばらくそのままの状態で待たされました。

「スペース・マウンテン」
これも待ち時間は10分程度です。
日本では考えらないのではないでしょうか。
おそらく日本と同じものですが、一人乗りのため、ちょっと恐怖感が増しているかもしれません。


夕食
夕食は「コズミック・レイ・スターライト・カフェ」。
日本にもあったような?
それでもサイズは大きい気がします。
味は・・・・。


夕食で時間調整をして、6時を回ったところで「ファンタジーランド」に戻り、ファスト・パス・プラスを予約していた「7人のこびとのマイントレイン」に。普通に入ると45分待ち。
これは職場のディズニーのことを色々教えてくださった方の推薦でした。事前予約した時に既に空き時間がこの時間までないくらい、人気のアトラクションのようです。
ジェットコースターとしてはB級だと思いますが、白雪姫に登場する七人の小人のアトラクションとしては楽しい。人気の理由も分かります。


そのまま「ファンタジーランド」で、日本で言うところの「アリスのティーパーティ」、「マッド・ティーパーティ」に。
これも次のスタート待ちだけです。



再び「トゥモローランド」に戻り、どうしようかと話していたところで「トゥモローランド・スピードウェイ」に乗っていない!と。
いや、別に決められたコースを走るだけだから乗らなくていいんじゃない?と言いましたが「乗ろう!」と。
これが一番待ったかな?40分待ちでした。


ここまでで午後7時を少し回ったところ。
体験したアトラクションはリバーボートを含めると20。
食事とお土産店を少しのぞいた他は、ずっとアトラクションの時間だった気がします。
さすがに二人とも疲れてきました。

アトラクションは、今日はもういいだろうということで、午後9時に始まる予定のシンデレラ城をスクリーンにしたショーまで場所取りがてら休むことに。
シンデレラ城の横を通って正面に移動します。

シンデレラ城を正面に臨む通路に座り込みます。
まだ2時間弱あるというのに場所取りの人で結構いっぱいです。

わが子はその場ですぐに寝てしまいました。
自分で考えていた以上に疲れていたのでしょう。
出発する前にディズニー・ワールドを訪れた人のYOUTUBEを、勉強がてらいくつか見ましたが「途中ホテルに帰ってひと休み」というシーンがある理由が分かりました。
明日からあまりギリギリ動くのはやめて、ゆっくり休憩しながら行動することにします。暑いしね。
少しずつ暗くなっていき、いつの間にかシンデレラ城に灯がともっています。


午後9時にプロジェクション・マッピングをシンデレラ城に映し出すショー、そして花火が美しい。

十分堪能したので、入り口に向かう混雑を避けるため、最初に訪れた「アドベンチャーランド」をゆっくり歩きながら帰っていましたが、「ジャングルクルーズ」に乗っていなかったので、ついでに乗ることに。笑
待ち時間はありません。逆にギリギリで乗せていただきました。

いよいよメインストリートに出てきたところで、あれ?またシンデレラ城を背景にしたプロジェクション・マッピングを上映している。
これは!

何年か前に東京ディズニーランドでも上映していた「ワンス・アポン・ア・タイム」では!
別の機会にプロジェクション・マッピングを初めて見たときの驚きがあり、東京ディズニーランドでもプロジェクション・マッピングが始まったとのことで、それだけを見にわが子を誘って夜のチケットで行ったことがあります。

ショーが始まるまで別のアトラクションに乗っていたところ、携帯を落としてしまい、探してもらう羽目に。
携帯は出てきたのですが、肝心のショーを最初から見ることが出来ませんでした。泣

今回、ディズニー・ワールドには5日訪れる予定で、4日はそれぞれ1日ずつ各パークを訪れる予定ですが、最終日は空けていました。
最終日の夜、最後はこの「ワンス・アポン・ア・タイム」を見るためにマジック・キングダムを訪れることを決定しました。

午後10時をすっかり回っていても、まだマジック・キングダム入口は人で溢れています。

私たちが泊まっているホテルに向かうシャトル・バスにも次々人が乗り込んでいきます。

今日はこれで帰って寝るだけ。
明日は「エプコット」に行きます。