その05 陸マイラー活動始めます1(さよならダイナース!)

SFC修行を決意してから、多くの皆様のブログを読ませていただ、参考にさせていただきました。


もちろんSFC修行についての経験談・体験談が中心ですが、同時に「陸マイラー」と言われる方々が、どうやってマイルを貯めているのかを窺い知ることも出来ました。

そこで凄腕の陸マイラーさん達が実践しているのは、クレジット・カードの利用100円につき1ポイントをマイルに変換するだけじゃないんだ!ということを知ります。
衝撃でした。

主なものは
・クレジット・カードの利用(よく知られた方法)
・ポイント・サイトの利用
・入会キャンペーンを狙ったANAカードの発行
といったものがあるようです。

今回は、そのうちの「入会キャンペーンを狙ったANAカードの発行」という項目についてです。
入会から一定の条件を果たせば、クレジット・カードによっては6〜7万マイルに相当するポイントやマイルそのものがもらえるというのです!


この情報は、私にとって天啓です。
ちょうど長い間使ってきたダイナースを「解約してやる!」と思っていたところで、さらにそのタイミングでANAクレジット・カードの入会キャンペーンを行っていたのですから!




さよならダイナース
私がSFC修行をしようと思い立った理由は、わが子が学生である数年間、一緒に海外旅行をしたい、その時に快適な旅行になるように、との気持ちからでした。
もちろん経済的に可能なら、毎回、ファーストやビジネス・クラスを利用出来ればいいのですが、庶民ゆえそれが能わず、修行をしようとしています(泣)。

修行を決意したのが、2018年9月半ば。
この頃、修行決意を後押しする出来事が起こります。



・・・その前に、私のクレジット・カード・ヒストリーをば。
私は20歳半ばからダイナース・カードを所有しています。

社会人になって3年目だったかな?夏休みを利用して初めてアメリカに1週間ひとり旅を計画していました。
イースタン航空(もうありません)で、ロサンゼルス往復と、そこから4箇所周遊できるチケットを購入。ロスからマイアミ(キーウエストに行きたかった)、デトロイト(友人がいた)、ニューヨーク(行きたかった)から最後にロサンゼルスに戻ってくる行程でした。


そんな計画をしている時に、職場の先輩から
「お前、アメリカに行くのにカード持っているか?」
「えっ日本のキャッシュ・カードが使えるんですか?」
「バカ!クレジット・カードだよ」
なんて馬鹿な会話をしたのを覚えています。クレジット・カードなんて発想はありませんでしたから。

それくらい無縁なものでしたが、アメリカは金品目当てに襲われる可能性がある、現金だけだと襲われた後どうするんだ。なんて先輩から脅かされます。
あ、もちろん
携帯電話なんてない時代の話です。

「じゃあカードを作ります。マルイでいいですか?」
「バカ!」

当時はマルイが、テレビのゴールデンの後のニュースなど帯番組で学生向けにカードのCMを盛んに放送していました。ドメスティックなカードが通用するわけないのに、そんなことも知りませんでした。
携帯電話同様、インターネットも存在しません。今のように情報が簡単に集められる時代じゃありませんでした。



そこでその先輩から「ダイナースがいい」と紹介され、ダイナースに電話して「急いでいるんです!」と言って2週間くらいで作ってもらいました。


クレジット・カードに資格審査があるなんてことも知りませんでしたよ。申請はもちろん郵送しかありません。書類を送ってもらって返送する。その申請書類のやり取りだけで数日。資格審査と名前の刻印など物理的なカードの作成を考えると、よく対応してくれたなと思います。

以来、30年以上ダイナースをメインに使ってきましたが、クレジット・カードは長い間、大きな買い物をする時や、食事代を払う時に現金払いを見せないようにするために使用するくらいでした。


それが10年ほど前から独り暮らし(?)をすることになり、家計費管理用に光熱水費の支払いや、普通の買い物でも大きめの金額には積極的に利用するようになります。明細が残るので。
さらにカードの種類も、ダイナースだけでなく、チケットぴあのプレミアム会員になるために
JCBを、普段は自動車通勤ですがパスモに自動チャージするためにキャッシュ・カード付帯でクレジット機能VISAまで持つようになりました。


わが子との旅行に特典航空券の利用を思いつく
私が所有しているダイナースは、ポイントをマイルにするには年会費が必要なポイント・プログラムへの加入が必要です。
ずいぶん前ですけれど、一度だけ法事で郷里に帰る際、特典航空券を利用したくて、ポイントをマイルに変えるプログラムに加入し、そのまま会費を払い続けていました(止めるのを忘れていただけですけど)。

クレジット・カードを以前に比べて積極的に利用するようになったこともあり、わが子との旅行に、ダイナースのポイントを特典航空券に利用することを思いつきます。

「自分の退職まであと数年間。わが子が一緒に旅行してくれるのもおそらく学生の間だけだろう。その間に何度か旅行に一緒に行けそうだから、そのうちの旅行に使わせてもらおう」と。


改めてダイナースのポイントを確認すると、月日の積み重ねは恐ろしいもので、24万2000ポイント貯まっていました。
ポイント・プログラムにはANAのマイルへの交換は1年間で8万ポイントと上限が定められています(その前は10万ポイントだったような記憶があります)。

1年間って、いつからいつまで?正月から大晦日?最後に交換した日?
そこからしてよく分からん!
ANAに確認すると、マイル交換基準日は12月21日とのこと。2018年9月半ばの現時点で8万ポイントを8万マイルに移行しておけば、3ヶ月後の12月21日にさらに8万ポイント移行出来る。2019年12月に8万ポイント移行、その後、溜まっていけば、さらに翌年もそれなりに移行出来そうです。

うん、どの段階でどういう形で使用するかは後ほど考えるにして、わが子が学生の間の旅行には活用出来そうです。


ダイナースからのお手紙
そんなことを考えていたところに2018年9月19日、ダイナースから手紙が届きます。
「2018年12月21日から、
ANAへのマイル移行数上限が年間8万マイルから4万マイルになります」と。


・・・どういうこと?
エイプリルフールは半年近く前に終わったよ。今までなら「あっそ」で済みましたよ、ええ。
だけどわが子が学生の間の数年間のためにSFCを取得して海外旅行しようと考え始めたばかりのタイミングで、どういう意地悪?

4万マイルに移行制限されると、今保有しているポイントだけで交換が終わるのは2021年年末になってしまいます!
今後、ポイントは貯まっていくでしょうし、何といってもANAのマイルは3年が有効期間です。2018年現在のものまで含めて、実質的に全部をまとめて使うことが出来なくなってしまいます。


「もう解約してやる!
と、その場で上限である8万ポイントをANAのマイルに変えました。
さらにその場
でユナイテッド航空のweb会員になり、10万ポイントをユナイテッドの上限10万マイルに変えました。
9月19日の段階で、残りは6 万2250ポイント。

その後、ANAの交換基準日12月21日になった瞬間、2万2000ポイントをANAマイルに移行しました。さらにユナイテッド航空の基準日である(2019年)2月1日に4万ポイントを移行しました。
これでお終い。

6 万2250ポイントの配分は、ユナイテッド航空を基準に決めました。
アメリカへのロー・シーズンでのエコノミーに必要なマイルが最小で片道3.5万マイル。往復7万マイルが必要で、わが子と2人分で14万マイル必要です。
先に10万ポイントを移行済みでしたので、14万ポイントになるように4万ポイントをユナイテッドに、残り分をANAに先に移行しました。
ユナイテッドは日程によっては、最低必要マイル数が変動します。万一足りなければマイルを購入にするという手もあります。

移行が終わったので、ひと段落したらダイナースは解約します!
さようならダイナース。
30年超お世話になりました。